パイ作り半世紀の職人技で挑んだ、
米粉で作った金沢生まれのパイ。
チャレンジ精神が新風味のパイを生み出す。
パイ作りに使う原料といえば通常は小麦粉。なぜなら小麦粉に含まれるグルテン(粘りけ)を活かし、バターと練り合わせて作るのが簡単だからである。しかし、あえてパティスリー 木のひげの矢木パティシエは米粉でパイを作るという挑戦にでた。何回も失敗を重ね、そのとき思ったことは、みんなここで止めてしまうだろうな、ということ。だが、パイ作り半世紀の職人のプライドは屈することなく、ついに独特の歯応えと香ばしい米の香りに満ちたパイ菓子を仕上げた。それが「KANAZAWA穂ほほ」という金沢生まれのお菓子である。
米粉はすべて石川県産コシヒカリを使用。
稲穂を模した形は、手作りのため一つとして同じ形はないが、形の違いも食する際の楽しみである。苦労して作り上げたパイの製法とノウハウは企業秘密とのこと。おかげで、「KANAZAWA・穂ほほ」は米粉を使った画期的なパイということで2011年度石川産米粉コンテストにおいて県知事賞(最優秀賞)受賞。さらにこの快挙を見ていた方に薦められて応募した2012年度金沢ブランドでは優秀新製品に認定されダブル栄誉となった。注目度は一気に上がり、昨年は六本木の東京ミッドタウンで開催された「石川展」に出店。さらに今年東京駅で催される「加賀・能登・白山 うまいもんフェスタ」にも推されて参加することとなった。矢木パティシエは、「かなざわ」という言葉に都会の人がいい反応をすることに度々驚かされると語る。これからも金沢ブランドを大切にしてパイをアピールしてゆきたい、と意を新たにしている。
会社名 | パティスリー木のひげ 有限会社シャンドリエ洋菓子店 |
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所在地 | 金沢市八日市1丁目675番地 |
電話番号 | 076-242-3636 |
Webサイト | http://kinohige.a.la9.jp |